振り返り【舞台】野田地図「贋作 桜の森の満開の下」

久々のブログです。
2018年下半期からバタバタとしていて、いつのまにか2019年新しい年になっておりました。
いつもながら素敵な縁に恵まれて、周りにいる人たちに助けていただきながら、相変わらず舞台に立ったり、踊っています。
初心忘れず・感謝をきちんと伝えながら・柔らかく強く少し遠くを目指して精進していきたいと思います。


2018年の話をすると、
振付で入りました、江古田のガールズ「極楽」のあと、
野田地図「贋作 桜の森の満開の下」に出演していました。
写真:パリ公演カーテンコール
(パリではカーテンコールの撮影OKでした)
それはそれは、長い旅路で稽古を含めると約4カ月間。
まるで学校のように個性的な役者陣と物腰柔らかだけど芯の強い頼れるスタッフさんたちが毎日毎日集まっては演劇をしてました。

言わずもがな、野田さんの言葉は美しくも残酷で、その世界観を舞台におこすために、たぶん1年くらいワークショップをしていたと思います。なので、わたしの中で「桜の〜」との付き合いは、もとい!約1年半?!長かったー!!

東京以外で、パリ・大阪・北九州への旅公演もありました。旅の醍醐味、出会いと別れを繰り返し、作品は深化しつづけ、私個人も経験値が上がってたくさん成長させていただきました。
稽古中 珍しくアンサンブルだけで飲んだ時。夏だったんだなぁ
パリ公演 プレミア パーティ
北九州にて。たらふく食べた日

いま、アルバムを見返すとまぁ食べて飲んでがすごい!そして、みんな仲良し!!野田地図の公演に出演するようになってもう8年?くらいになりますが、ここに集まる人たちの人柄が本当に素敵なんです。優しくて、他者を尊重し、仲間意識は強いけども、サッパリ自立している。野田さんの存在がこの空気を作ってくれてるのは言わずもがな。

アンサンブルだけでなく、先輩方も私たちアンサンブル一人一人ときちんと関係を築いてくれ、飲みながら、色んな話をしてくれたり、何かあったら連絡をくれたり、誕生日などにはお祝いもくれて。人気のある方はそれだけの人間力があり、気の使える、たくさん勉強している人。
近くでたくさん学んでいます。

大千秋楽の本当にラストのカーテンコール。とてもお世話になっていて大好きな銀粉蝶さんと手を繋いではけ、2人で抱き合って、ここまで無事に来れたこと、感謝を伝えあってキャッキャと喜んでいたら、
銀さんがいきなりわたしの両手を強く握り、動きを止め、まっすぐ目を見て
「続けようね」

演劇の、女の、人生の先輩からの胸を突く言葉。有り難かったです。



大きなカンパニーでの仕事は、それだけたくさんのエネルギーが動いていて、集団のなかの個を考えると、葛藤や不安、苛立ちなど普段よりも多く感じることがあります。

が、その苦しさの反面、毎日大きな舞台に立つ喜び、チームワークのやり甲斐、ご褒美の拍手。嬉しいこともたくさんあります。

大きな振り子のエネルギーを使って、「桜の〜」での経験をいかして、次に向こうと思います…
というか、すぐに次をやり遂げました!!!!

はじめての企画公演。
コムナルカ「俳優たちの夜」
先日1月11日〜13日。無事に終了致しました!こちらの話はまた次回書きたいと思います。

長くなりましたが、今年もよろしくお願い致します!!

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